News and media screen tile collage

このブログはQ2-Q3 FY25 EOL Commsの抄訳記事です。

New Relic は、プラットフォーム全体で以下の機能のサポートを終了(EOL)、または廃止する予定です。以下にそれらの変更内容や変更の理由、時期、他のリソースへのリンクなどの追加情報を掲載しました。

2024年7月サポート終了:

  • PromQL のサポート終了

2024年8月サポート終了:

  • Zend フレームワーク 3

2024年9月サポート終了:

  • Data Explorer の変更

2024年10月サポート終了:

  • ブラウザ監視のための createTracer() API 呼び出し

2024年12月サポート終了:

  • API ポーリング による Azure SQL Database の統合

PromQL のサポート終了

変更内容

  • PromQL スタイルのクエリ サポートを削除することで、NRQL を中心としたクエリ UIを標準化します。 
  • Prometheus のメトリクスとイベントには引き続きアクセスできますが、Prometheus データをクエリする方法として NRQL を採用する必要があります。

変更理由

  • NRQL を中心とした標準化により、データへのアクセスと探索方法が簡素化され、プラットフォーム全体でより一貫したUIの提供を目的としています。

変更による影響

  • 現在 PromQL スタイルのクエリを使用してデータをクエリしている場合は、NRQL を採用する必要があります。
  • Prometheus メトリクス データは引き続き New Relic でアクセスできます。

影響範囲

  • PromQL を使用して Prometheus データをクエリしているお客様が対象となります。
  • PromQL の経験はあるものの、NRQL の経験はないお客様は、NRQL の学習が必要となります。 

変更日

  • 変更予定日は 2024 年 7月 15 日です。

リソース

  • PromQL スタイルのクエリを NRQL に変換する方法の詳細については、こちらのドキュメントをご参照ください。 

Zend フレームワーク 3

変更内容

  • Zend Framework 3 のサポートを終了します。
  • Zend Framework 3 は、現在 PHP エージェントでサポートされている唯一の Zend Framework です。 EOL になると、New Relic は Zend Framework のどのバージョンとも互換性がなくなります。

変更理由

  • PHP コミュニティは 2019 年に Zend Framework 3 のサポートをすべて終了したため、フレームワークは重要なアップデートの更新を停止しています。
  • 非推奨のフレームワークをサポートするとによって、本来サポートされる PHP エージェントの保守や新しいバージョン向けのエージェントの改善に使用できる重要なリソースが 奪われることを防ぐためです。 

変更による影響

  • Zend Framework 3 を使用している場合は、ご使​​用の環境で引き続き使用できます。 
  • New Relic は、このフレームワーク上の環境を計測する PHP エージェントに対する技術サポートまたはエンジニアリング サポートを提供しなくなります。 
  • PHP フレームワークとして Laminas 3 に移行することをお勧めします。 

影響範囲

  • Zend Framework のいずれかのバージョンを使用している場合、New Relic チームからの技術サポートまたはエンジニアリング サポートは受けられなくなります 

変更日

  • EoL予定日は 2024 年 8月 1 日です。

リソース

  • PHP エージェントの互換性と要件の詳細については、こちらのドキュメントをご参照ください。 

Data Explorer の変更

変更内容

  • Data Explorer ツールを、Metrics and Events 機能からQuery your data機能に移行します。
  • Metrics and Events からデータをクエリするのではなく、Data Explorer ツールの「Query your data」で検索するようになります。

変更理由

  • お客様のデータにアクセスする方法を合理化を目的に、クエリ機能を単一UIに統合しています。 

変更による影響

  • Data Explorer ツールを使用する場合は、All capabilities  > Query your data から使用いただけます。

影響範囲

  • ワークフローの一部として Metrics and Events 機能を使用している場合は対象となります。
  • リンクを使用し Metrics and Events から Data Explorer ツールにアクセスする場合、 [Query your data] UIにリダイレクトされます

変更日

  • EoL予定日は 2024 年 9月 30 日です。

リソース

  • データの探索の詳細については、「NRQL の概要」ドキュメントを参照してください。 

ブラウザ監視のための createTracer() API 呼び出し

変更内容

  • 待ち時間やJSの実行時間など、SPAインタラクションのサブコンポーネントを個別に時間を計測する createTracer() API 呼び出しを廃止します

変更理由

  • New Relic はブラウザ SPA エージェントを更新して、精度を向上させ、コード行を減らしてパフォーマンスを向上させています。これらのアップデートによりエージェントが簡素化され、顧客はブラウザ アプリの問題をより簡単に診断できるようになります。
  • New Relic がブラウザ SPA エージェントを更新できるようにするために、まず createTracer() API のサポートを終了する必要があります。

変更による影響

  • EOL の時点で createTracer() API を使用しているアカウントは、SPA に関するパフォーマンス メトリクスの取得ができなくなります。
  • addPageAction() API 呼び出しに移行して、ページ上のサブコンポーネントに関する時間データを収集することをお勧めします。 

影響範囲

  • createTracer() API 呼び出しを使用したデータの取り込みが影響を受けます。

変更日

  • EoL予定日は 2024 年 10月 15 日です。

リソース

API ポーリング による Azure SQL Database の統合

変更内容

  • Azure SQL Database 統合にデータを報告できるポーリング API のサポートを終了します。
  • Azure SQL Database 統合を使用している場合、ポーリング API を使用してデータをキャプチャしているお客様が対象となります。

変更理由

  • Azure のポーリング API で使用する SDK が非推奨となります。
  • このため、Azure はポーリング API に対する重要な更新を提供しなくなります。これにより、今後セキュリティ上の懸念が生じる可能性があります。

変更による影響

  • ポーリング API を使用して Azure SQL Database 統合にデータをレポートしている場合は、Azure Monitor 統合に移行することをお勧めします。 
  • Azure Monitor 統合の設定は、 Infrastructure > Azure より行えます。
  • Azure Monitor 統合を有効にしたら、「Limit to Resource Types」に移動し、microsoft.Sql/servers/databasesに設定することで Azure SQL Database のみのデータ収集に制限することが可能です。
  • Azure SQL DB 監視ポーリングのメトリクスを使用したアラート/ダッシュボードがある場合、利用を継続するにはそれらを Azure Monitor のメトリクスに置き換える必要があります。 

影響範囲

  • Azure SQL Database 統合用のポーリング API を使用してデータを取得しているお客様のみが影響を受けます。
  • すでにAzure Monitor統合で Azure SQL Database のデータを取得している場合は、この変更の影響を受けません。 

変更日

  • EoL予定日は 2024 年 12月 1 日です。

リソース

  • Azure Monitor の統合の詳細については、こちらのドキュメントをご参照ください。